KC看護アカデミアブログ
こんにちは!
塾長の陀安です。
今年度の入試も終わりに近づきつつありますが、合格を手にされた皆さん、おめでとうございます!
他方で、不合格となった方もいらっしゃると思いますが、次年度に向けて気持ちを切り替えましょう!
大切なのは「何が足りなかったのか」を分析することです。これをしないと同じことを繰り返すことになります。
「学科の学習は十分だったのか」
「わからないことをそのままにしていなかったか」
「面接対策は十分だったのか」
「願書の内容に問題はなかったか」
「受験勉強を始める時期が遅くはなかったか」
「一日のなかで勉強時間を十分確保できていたか」
「過去問の分析を行い、効率的な学習をすることができたか」
こういったことは次年度に新たに受験を考えている方にとっても重要です。これらを念頭に置いて受験対策を始める必要があります。
特に社会人として仕事をしながら受験を考えている方や、家事や子育てをしながら看護師になろうと考えている方は、生活の中で仕事や家事・子育てをつい優先してしまい、受験対策を後回しにしがちです。気がつくと受験が目前に迫っていて、あわてて受験勉強を始めるというケースがよくあります。こうなってしまうと、対策が中途半端になってしまい、精神的にきつくなりますし、よい成果も望めません。
仕事や家事・子育てという日常生活の中で勉強時間を確保し、それを継続することが重要です。受験に向けて早めに始動すれば、一日の勉強時間を最小限に抑えられるので、仕事や家事に与える影響が少なくてすみます。
何かを成し遂げようと思ったら、計画的に事を進めることが大切です。看護学校に合格することを目標にするのであれば、そのために必要な勉強や対策をまず優先し、受験を中心に据えて生活全体を見直しましょう。
以前関わった生徒さんのなかに、アルバイトをしながら勉強を続けていたものの、バイト先の都合で勤務日が増えてしまい、だんだん勉強に支障をきたすようになった方がいらっしゃいました。バイトを優先するのは本末転倒だから、シフト調整をバイト先にお願いするか、それが無理ならバイトそのものを辞めるようにアドバイスしました。しかし結局、その方は勉強のほうをやめてしまいました。
「受験中心の生活」、これはけっして一日中勉強するということではありません。生活の中に一定量の勉強時間を組み込んで、継続するということです。アルバイトや家事・子育ては、もちろん生活の中で大切なことですし、しなければならないことでしょう。
しかし、そのなかでも「今年は受験の年だ」という意識を強く持っておくべきです。社会人の場合、受験中心の生活に切り替える覚悟を持てるかどうかが、合否を分けるポイントになります。
重要度が高い | 重要度が低い | |
緊急性が高い | A | B |
緊急性が低い | C | D |
上の表は物事の優先順位を考察するためのツールとしてよく知られているものです。
A: 重要で、今すぐしなければならないこと。
B: あまり重要ではないが、今すぐしなければならないこと。
C: 重要だが、今すぐしなくてもいいこと。
D: あまり重要ではなく、今すぐしなくてもいいこと。
Aが最も優先順位が高く、Dが最も優先順位が低いのは明らかです。
BとCはどうでしょうか。物事を処理する順番でいうと、BのほうがCよりも優先順位が高いような気がします。でも「重要かどうか」を基準に考えると、CのほうがBよりも優先されます。長期的な視点ではCを常に心に留めておく必要があるでしょう。
受験勉強、アルバイト、家事、子育ては、皆さんにとって、どの枠に当てはまりますか?
皆さんにとって受験勉強がAであるなら、今すぐ行動すべきです。
受験勉強がCなら今すぐでなくてもいいことになりますが、でも本当に今すぐでなくてもいいのですか?本当はAではないですか?
アルバイトについてはどうですか。家事についてはどうですか。
人それぞれ、生活の事情は異なります。自分にとっての優先順位をしっかりと見極めて判断することが大切です。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。