KC看護アカデミアブログ

面接でおさえておきたいポイント

こんにちは!

塾長の陀安です。

 

いよいよ看護学校の入試が佳境に入ってきました。

学科対策とならんで重要になるのが面接対策です。

 

看護学校では面接が重視される傾向があります。対人コミュニケーションが仕事の半分を占める看護師ならではの傾向です。

 

そこで今回は面接の重要ポイントについてお伝えします。

 

 

ポイント① 「看護師志望理由」と「本学志望理由」は違う。

 この2つは必ず聞かれると考えましょう。この2つは願書に書くことが多いですが、面接でもあらためて聞かれる場合があります。願書に書いた内容と矛盾なく説明できるようにしておきましょう。

 「看護師志望理由」は「なぜ看護師になりたいのか」です。それに対して「本学志望理由」は「なぜこの学校に入学したいのか」です。

 この2つを混同して話してしまうと話のポイントがずれてしまいます。どちらを聞かれているのかをしっかり把握しましょう。

 

ポイント② 看護への熱い想いを語る。

 「看護師志望理由」を聞かれたときに、「食べていくため」、「親が医療従事者だから」等と言う人がいます。しかし、これでは「食べていける他の仕事があれば看護師でなくてもいい」「親に勧められただけで、別に看護への熱意があるわけではない」と言っているようなものです。看護師はたくさんの業務に追われる仕事で、精神的にも疲労する仕事です。大変な仕事を続けていくためには、仕事への熱意が必要です。それを面接官は見ています。青臭くてもいいので、あなたの看護への熱い想いを語るようにしましょう。

 

ポイント③ その学校について勉強する。

 「本学志望理由」を明確に言えるためには、その学校について詳しく知る必要があります。どんなカリキュラムなのか、どんな特徴があるのか、実習先の病院はどこか、奨学金はあるのか、社会人の学生はいるのか、国試の合格率はどのくらいか、などについて調べ、その学校でなければならない理由を明確にしてください。学校について勉強し、どうしてもその学校に入りたいという熱意を伝えましょう。「自宅から近いから」「先輩が通っていたから」といった浅い理由だけですますことのないようにしっかり考えます。

 

ポイント④ 「貴学が第一志望です」と言ってはいけない。

 意外かもしれませんが、「貴学が第一志望です」は禁句と考えてください。なぜなら、第一志望は第二志望の存在を前提にするからです。つまり、「この学校がダメなら他の学校を受験します」、「この学校でなくてもかまいません」、と言っているようなものです。

 大事なのは「絶対にこの学校に入りたい!」という強い気持ちを伝えることです。学校についてよく調べ、「なぜこの学校に入りたいのか」、「この学校にはどんな特徴があるのか」、「この学校のどこに魅力があるのか」をしっかり考えておきましょう。

 

ポイント⑤ 具体的に話す。

 何かを聞かれたときには、まず要点の説明、次に具体的な説明、という順序で説明してください。
 たとえば「長所は何ですか」と聞かれたときに、まず「コミュニケーション力があるところです」と要点を言います。そのあと、「私は誰とでも楽しく話すことができます。クラスメートはもちろん、世代の違う人とも自然に話すことができます。近所のお年寄りに挨拶をしたり、初めて行ったお店の人とも言葉を交わしたりすることができます」と具体的に付け加えます。できれば、先日このようなことがありました、とエピソードの形で具体化するとよいでしょう。説得力をもたせるためには、根拠となる具体的な事柄や具体的なエピソードを考えておくことが大切です。

 

ポイント⑥ ポジティブ思考で答える。

 たとえば高校卒業後に空白期間がある場合、その理由を必ず聞かれます。その際、「やりたいことが見つからず、アルバイトをしていました」とネガティブに答えるのはやめましょう。

 突っ込まれても仕方がないことであっても、ポジティブに答えます。たとえば、「アルバイトをしていました。その間にコロナ禍になり、医療従事者が活躍する姿をテレビで何度も目にする中で、看護師の社会的役割の大きさとやりがいに気づきました。高校卒業後の空白期間は、私に看護師を目指すきっかけを与えてくれた貴重な時間だったと考えています」と答えます。

 短所を述べるときにもポジティブ思考が必要です。「短所は何ですか」と聞かれて「人に流されやすいところです」とだけ答えるのではなく、「人に流されやすいところがあります。しかしそれは人の話を素直に聞けるということでもあるので、その素直さは大事にしながら、今後は自分の考えをしっかり持てるようにしていきたいと思っています」とポジティブにまとめるようにしましょう。自分の短所を客観的に認識すると同時に、改善する意欲があることを伝えます。

 

 

 以上のことが、これまで面接対策を行ってきた中で、特に重要だと思っていることです。

 学科試験と同じく、面接の場合もしっかりとした準備が大事です。しっかり準備しておけば不安なく面接に臨むことができます。上で述べたポイントを参考にしてくださいね。

 

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。