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英語のワンポイント講座 英単語の覚え方

こんにちは!

塾長の陀安です。

 

今日は英単語の覚え方のコツをご紹介します。

 

英単語を覚えるのが苦手という人は少なくありません。

地道な作業で、たしかに嫌になりますよね。

 

でも効率的に覚えられるちょっとしたコツがあります。

 

(1)感覚を総動員して反復経験を強化する

 

 私たちは日本語の単語をほとんど忘れません。「晩ごはん」という単語を忘れてしまうことはまずあり得ませんよね。
 なぜでしょうか?それは生活のなかで何度も目にしたり耳にしたりする言葉だからです。記憶の定着には「反復経験」が深く関わっているのです。

 

 実際、同じ日本語でも、めったに耳にすることのない単語の場合、覚えるのはそんなに簡単ではありません。たとえば「筋萎縮性側索硬化症(きんいしゅくせいそくさくこうかしょう)」(ALSとも呼ばれる)という病名があります。これを覚えるには英単語を覚えるのと同じくらいの労力がいることでしょう。

 

 英語の場合も同様です。反復経験が多ければ、その単語は覚えやすくなります。逆に反復経験が少なければ、すぐに忘れてしまいます。

 

 したがって、英単語を覚えるためには、反復経験の頻度をできるだけ増やすことが重要なのです。

 

 ただし、英単語を単に眺めるだけでは十分な反復経験とはいえません。私たちの感覚経験は視覚、聴覚、運動感覚等によって構成されますが、記憶の定着に役立つ反復経験になるためには、できるだけ多くの感覚を使って、経験の密度を濃くする必要があります。

 

すなわち、
①つづりを確認する(視覚) 
②発音を聞く(聴覚) 
③声に出して発音する(声帯の運動感覚)
④実際に書く(手の運動感覚)

 

 これらを繰り返し、記憶に定着しやすい経験にしていきます。このように、できるだけ多様な身体感覚が関わる経験を反復することが、覚えやすくするためのコツです。いままで単語集をじっと眺めるだけだった人は、覚え方を見直してくださいね。

 

(2)定期的に覚え直す

 

 反復経験を積み重ねるとき、次に重要なのが、反復経験の間隔です。勉強の間隔があきすぎると、すっかり記憶から抜け落ちてしまい、結局一から覚え直さなくてはならなくなります。

 

 効果的なのは、①翌日、②3日後、③一週間後に覚え直すことです。

 

 覚える範囲を決めて、これをワンセットにして繰り返しましょう。

 また、個人的な経験でいえば、机に向かって覚えるよりも、日常生活のちょっとした空き時間に思い出してみるのが効果的だったように思います。学校の行き帰りや、夜ベッドに入ったとき、思い出せる範囲でいいので、頭のなかで記憶をたどって確認してみてください。

 

 

(3)接頭辞、接尾辞に注意する

 

 単語を覚えやすくしたり、知らない単語の意味を推測したりするときに役立つのが、接頭辞(せっとうじ)、接尾辞(せつびじ)です。

 

 たとえば、単語の頭にex(あるいはe)がつく単語は、「外へ」という意味を含んでいることがあります。

 

export 輸出する

exclude 排除する

exhibit 展示する、見せる

emit 放つ

eject 追い出す

 

接頭辞接頭辞の意味  英単語の例
ex- e-外へexport exclude exhibit emit eject
pro-前へproceed(進む) provide(提供する)
inter-相互の 中間のinteract(交流する) interfere(干渉する)
de-下に 完全にdescend(降りる) declare(断言する)

 

 

接尾辞接尾辞の意味  英単語の例
-en動詞を作るstrengthen(強める) heighten(高める)
-fy動詞を作るjustify(正当化する) satisfy(満足させる)
-less少ないcareless(不注意な) meaningless(無意味な)
-logy学問psychology(心理学) biology(生物学)

 

 この他にもいくつかあります。単語集や辞書の付録として接頭辞、接尾辞のリストがついていることがあるので、探してみましょう。

 

 接頭辞、接尾辞の意味を知っていると、単語の意味をイメージすることができるので覚えやすくなると思います。

 

 

 今回は、英単語の覚え方のコツを少しだけご紹介しました。

 

 外国語の単語を覚えるのは大変ですが、ちょっとの工夫で覚えやすくなりますよ。

 頑張ってトライしましょう。

 

 

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。