社会人から公認心理師になる方法

社会人から公認心理師になることは可能か

社会人からでも公認心理師を目指すことは可能です。実際に、社会人として働いた後に心理職を志し、大学や大学院に進学する人は少なくありません。

ただし、公認心理師の受験資格を取得するためには、心理学系の大学で指定された科目を履修して卒業し、その後に大学院へ進学するなど、一定の教育課程を修了する必要があります。

そのため社会人の場合、まず心理学を学べる大学に入学し、その後に心理大学院へ進学するという進路を取るケースが一般的です。

公認心理師とは

公認心理師とは、心理学の専門知識をもとに、人の心の問題に対して支援を行う国家資格です。

公認心理師法第2条
この法律において「公認心理師」とは、第28条の登録を受け、公認心理師の名称を用いて、保健医療、福祉、教育その他の分野において、心理学に関する専門的知識及び技術をもって、次に掲げる行為を行うことを業とする者をいう。
一 心理に関する支援を要する者の心理状態を観察し、その結果を分析すること。
二 心理に関する支援を要する者に対し、その心理に関する相談に応じ、助言、指導その他の援助を行うこと。
三 心理に関する支援を要する者の関係者に対し、その相談に応じ、助言、指導その他の援助を行うこと。
四 心の健康に関する知識の普及を図るための教育及び情報の提供を行うこと。


主な活動分野は次の通りです。

・医療(精神科・心療内科など)
・教育(スクールカウンセラーなど)
・福祉(児童相談所など)
・司法(矯正施設など)
・産業(企業のメンタルヘルス)

心理職の国家資格として2017年に制度化され、現在は心理職の中心的な資格の一つとなっています。

社会人が公認心理師を目指す一般的なルート

社会人から心理職を目指す場合、最も一般的な進路は次のようになります。

心理学系大学(通信制など)で単位を修得

心理学系大学院に進学

公認心理師の資格取得

社会人の場合、仕事を続けながら心理学を学ぶ必要があるため、通学制の大学ではなく通信制大学を利用するケースが多く見られます。

通信制大学で心理学を学ぶ

社会人が心理学系大学の単位を修得する方法として、通信制大学に入学するという進路があります。
通信制大学では、仕事を続けながら心理学の基礎科目を履修し、心理学系学部の卒業を目指すことができます。心理学概論、発達心理学、臨床心理学などの基礎科目を体系的に学ぶことができるため、社会人でも心理学を学び始めやすい環境が整っています。
公認心理師の指定科目を履修できる通信制大学としては、例えば次のような大学があります。

聖徳大学
京都橘大学
放送大学

社会人から心理職を目指す人の多くは、まず通信制大学で心理学を学び、その後に心理学系大学院への進学を目指すという進路を取っています。
ただし、通信制大学だけで心理職として働けるわけではありません。心理専門職を目指す場合には、その後に心理大学院へ進学することが一般的です。

心理大学院への進学

公認心理師などの心理専門職を目指す場合、多くの場合は心理学系大学院への進学が必要になります。
心理大学院では、心理学の専門知識に加えて、実習や臨床訓練を受けることになります。大学院ごとに入試科目や試験内容が異なるため、志望校に合わせた受験準備が重要になります。

心理大学院への進学方法については、次の記事で詳しく解説しています。
社会人から心理大学院に進学する方法

心理大学院受験の準備

心理大学院の入試では、一般的に次のような試験が行われます。

心理学の専門試験
英語試験
研究計画書
面接

大学院によって試験内容は異なりますが、専門試験と研究計画書が重視されることが多いため、早い段階から受験準備を進めることが重要です。

心理大学院の受験対策については、次の記事で詳しく解説しています。
心理大学院受験対策

まとめ

社会人から公認心理師を目指すことは可能ですが、多くの場合は次のような進路を取ることになります。

心理学系大学で心理学を学ぶ
心理大学院に進学する
資格取得を目指す

社会人の場合、働きながら心理学を学ぶ必要があるため、通信制大学を利用して心理学の単位を修得し、その後に心理大学院へ進学するという進路が多く見られます。

心理職を目指す場合には、大学院進学や受験対策についても早めに情報を集めておくことが重要です。